理事長挨拶Message

ご挨拶

前田 正史 理事長 写真

公益財団法人
本多記念会

理事長前田 正史

公益財団法人本多記念会は、日本の材料科学の礎を築いた本多光太郎先生の学徳と業績を顕彰することを目的として、昭和32年(1957年)に設立されました。以来、本多記念賞をはじめ、本多フロンティア賞、本多記念研究奨励賞、原田研究奨励賞の贈賞事業、日本金属学会との連携による講演会の開催を通じて、材料科学の発展と次代を担う研究者の育成に努めてまいりました。

本多光太郎先生は、「産業は学問の道場なり」という信念のもと、「学問をして産業を興し、産業をして学問を振興する」、実学の理念を自ら体現されました。その思想は、基礎研究と社会実装が密接に結び付く今日において、ますます大きな意義を持っています。 AI、半導体、量子技術、エネルギー、モビリティ、航空宇宙、医療など、現代社会を支えるあらゆる科学技術の発展は、材料科学の進歩に支えられています。新しい材料は新しい技術を生み、新しい産業を切り拓き、人々の暮らしと社会を豊かにします。材料科学は未来を創る基盤であり、その重要性は今後さらに高まっていくものと確信しています。

本記念会は、本多先生の志を受け継ぎ、卓越した研究成果を顕彰するとともに、未来を切り拓く若い研究者の挑戦を励まし、我が国はもとより世界の材料科学の発展に貢献していく所存です。また、本多記念賞をはじめとする各賞についても、その学術的権威と社会的価値をさらに高め、世界の材料科学を牽引する研究者にとって最高峰の顕彰の一つとなることを目指して、事業の充実と発展に取り組んでいきたいと考えております。

優れた研究は、優れた研究者への敬意と、未来への期待によって育まれます。本記念会は、材料科学に携わる研究者にとって大きな励みとなる顕彰事業を推進するとともに、その成果を広く社会へ発信し、学術と産業の発展に貢献して参ります。

本多光太郎先生が遺された精神を未来へ受け継ぎ、学術と産業、そして社会の発展に寄与することが、本記念会に課せられた使命であると考えております。

今後とも皆様の温かいご理解とご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。